はじめに
Atmel Studio 7.0で行うAVR開発の一連の記事では、Atmel
(現:Microchip
)が提供している無償のIDE
(Integrated Development Environment:統合開発環境)と、STK500
プロトコルを備えたプログラマー(MCU
への書き込み機)を用いて開発・デバッグ・プログラムを行います。avrdude
は使いませんので、予めご了承ください。今後、必要に応じて(例:32bit-AVRをJTAGでデバッグしたい等)、Atmel-ICE
等も視野に入れていきたいと思います。
私がこのカテゴリで記事を書こうと思ったのは、あまりにもAVR
に関する日本語文献が足りなかったからです。Arduino
の入門書は数多くあれど、AVRの入門書は数少なく、また酷いのは10年以上前に刊行されて、それが今でも改版されずに出版されていることでした。
Atmel Studio 7.0で行うAVR開発の一連の記事は、要は簡単に言うと、私の学習ノートです。教科書や副読本を読んで、理解した事を纏め、後から見直せる様に残すものです。この先きっと理解が進むにつれて、古い記事を直す必要に迫られると思います。その時に新しい記事を書いてパッチを当てるのではなく、古い記事を更新する事を選びました。常に新しい記事だけ読めば良い訳ではない事をご理解下さい。
2018/04/11
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